ウォール街のダークナイト

経済系のブログ

5/4~5/8 市場見通し

 

セルインメイ

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5月に入り、アノマリーのセルインメイを意識されてか、米国株価の下落が続いている。3月に底打ちしてから、4月中は実体経済を無視して上昇し続けた。失業者数にも株価は反応せずに、コロナ終息後の経済活動再開を織り込んでか株価上昇が続いている。ギリアドのレムデジビルが効果ありに反応し、株価の上昇が見られた。5月に入ってもこの上昇は続くのだろうか。月曜日にも株価の下落が続けば、この楽観ムードも払拭されて二番底を試すのかもしれない。実体経済は十分に悪いし、コロナが終息しても経済がV字回復するとも思えない。私は二番底はあるというスタンスだ。

 

 

 

 ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが航空株を全て売却

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ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイは2日、株主総会にて全ての航空株を売却したと明かした。新型コロナウィルスによって「世界が変わる」として、バフェットはコロナ後の世界を見据えている。バフェットは短期の値動きを気にせずに長期投資を行うバリュー投資家だ。そんなバフェットが航空株を見捨てたのは興味深い。航空株には長期的な価値はないと判断したからだ。After Covid-19の世界では、飛行機を使って出張することの重要性が失われて、オンライン会議に転換していくのかもしれないし、旅行にしても実際に体験するのではなくVRなどで移動せずに体験するのが普及するのかもしれない。私としては、After Covid-19の世界ではオンライン会議の重要性が増していくと考えているのでZoom株を保有している。このバフェットの動きを参照して、航空株が売り込まれるのかが気になるところだ。

 

 

 

サウジアラビア で株価が7.41%下落

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日曜日の市場で、サウジアラビアで7.41%の暴落が発生した。これが世界に波及していくのかが気になるところだ。 

 

米中貿易摩擦の行方

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新型コロナウイルスによって米中の対立が悪化している。11月3日のアメリカ大統領選を見据えてか、トランプ大統領は中国に対する強硬姿勢を強めている。朝鮮半島情勢も混迷していることもあり、地政学リスクの高まりが懸念される。

 

 

 主な予定・経済指標発表(5/4~5/8)

5/4(月)
日本は5/6まで休場
財新製造業PMI(中国)

 

5/5(火)
貿易収支 3月(アメリカ)
ISM非製造業景気指数(アメリカ)

 

5/6(水)
ADP雇用者数(アメリカ)

 

5/7(木)
🇨🇳貿易収支 4月
新規失業保険申請件(アメリカ)

 

5/8(金)
SQ日(日本)
雇用統計(アメリカ)

 

日本では決算発表が引き続き行われていくので、コロナの影響を見定めていくためにも追っていこうと思う。

 

 

 

 

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